愛の流刑地

映画
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一昨日から昨日まで(今日も若干)、ちょっと体調崩してたんでずっとPrimVideoで映画みてた。

ドラマとか色々楽しく鑑賞して、ここの土日で愛しているといってくれ見てる影響で豊川悦司見たくなりついつい見てしまったこの映画。

愛の流刑地

当時めっちゃ、愛ルケとかいうので流行った印象。

当時はアラサーでしたね…うふふ…

一応話の流れ的には、よくありがちな不倫もの。

さすが渡辺淳一先生。

失楽園に続き、官能耽美小説はやはり渡辺淳一の世界観って素敵だなぁって思います、タダ人によって嫌悪感は持つだろうけど。

おおまかなあらすじを簡単に紹介すると、一発屋のスランプの小説家と3人の子持ちの主婦が不倫して、行為の最中に小説家が主夫を殺してしまって、裁判で真実が徐々にあらわになっていくという話。

エロと見せかけて法廷もの?という謎。

ネタバレ含む感想なんだけど、当初キャスティングが売れなくなった小説家が豊川悦司は納得だったのと反対に、なぜ相手役が寺島しのぶだったのかって思ってた。

正直、割と美人とかには程遠い感じの個性的だけど美人ではないよね?って印象の女優さんだったので。

特に巨乳なわけでもないし…(全体的に細い感じはあったけど肉感的な感じではないし…)。

よくよく見ると設定として、ヒロインは富山出身の大和撫子を思わせる主婦って設定で目立たないけど色気のあるひとって事で、寺島しのぶだったのかなぁと思った。

映画を見ていると濡れ場も多いんだけど、それ以上にやっぱり綺麗な京都の風景とかで、だんだんとそこまで露出をしない服装の寺島しのぶにだんだんと惹かれていく…不思議…

最後には完全に、ミステリアスで色気を感じる女性にしか見えなくなってた。

そう考えると、女優さんってすごいなぁって…

その後見た、ヘルタースケルターでヒモ男を養うマネージャーのおばさんになってて、やっぱこの人女優よなぁと感心したり。

最近巷で話題のテイクアウト不倫なんて話題がありますが、もちろん不倫は褒められたものでもないし、必ずその人の家族を傷つける行為なのは変わらないのですが、それでも人に恋や愛をもつのは辞められないという人間の性を描くから、世の中には不倫はなくならないんだろうなぁって考えたり。

また男性の理想物語で現実にこんな事ありえないよ、っていう人はもちろんいると思うんだけど、不倫しようと殺人をしようと主人公の豊川悦司が演じる小説家は、元妻にも実の娘にも一切嫌われていないんだよねぇ。

自分が見るに、きっとこの小説家の男は別れる時も娘に対しても、常に優しく常に大切に扱ってたんじゃないんだろうかって見てて思った。

おそらく女癖も悪いだろうに全く嫌われる恨まれる事をしない人…たまにいるねw

個人的にびっくりしたのは、寺島しのぶのお母さん役で出て来た富司純子さん。

え?

ガチの実母じゃん…

ってなってびっくりしたw

母娘共演がこれだったのかとただただ驚いた。

女性の方がこの映画を見てハマったっていうのがなんか解る気がするなぁ、見てて。

裁判の途中で、寺島しのぶの旦那役の中村トオルが自分はただひたすら家族のために必死に働いてきた、それの何がいけないんですかって叫ぶシーンがあり。

寺島しのぶが愛人である豊川悦司に、夫にセックスを誘われて拒んだらこの家から子供も置いて一人で出ていけと言われたという描写があり。

何不自由ない生活をしているけどただ愛に飢えてる女性、そして幸せな今のままで死にたいって愛人に訴えかけて死ぬ。

なんとなく、ああこういうのってあるよなぁって見てて思ったり。

だって、一番大好きな人に殺してもらえば一生その人から忘れられることはないからなぁっていうメンヘラ思考が浮かんでしまったよね。

そんな感想の映画だった。

興味がある人は是非みていただきたい。

個人的にはやはり、豊川悦司の尻は最高だったw

 

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