最初に結論を持ってきます。
最高すぎた!!!泣いた!!!!
前作のリップヴァンウィンクルの花嫁の公開が2016年3月として、おおよそ4年ぶりの新作の岩井俊二作品でした。
しかも、私の大好きなLove Letterのアンサー映画にもなる作品で、主演が四月物語以来の松たかこの主演作品です。
※もうこの二つの作品もぜひ見てほしい…
公開を期待しつつ、独特の岩井俊二ワールドを味わうのを楽しみにしつつ、仕事をフレックスで退社しなんとか見に行きました。
高校生の頃から大好きな推し監督の岩井俊二作品。
あまりネタバレしてしまうと魅力が薄れてしまうと思いますので、簡単に魅力を説明しようと思います。
- 岩井俊二監督のひたすら世界観が味わえる
- 日本映画独特のあの淡々と進んでいき、最後に感動が来るあの感じが味わえる
- 映像が綺麗、ドローン撮影も素晴らしい
- 舞台が岩井俊二の故郷の宮城、自然が素晴らしい
- 広瀬すずと森七菜の演技が自然でやはり少女を撮らせると素晴らしい
- 短時間出演の豊川悦司と中山美穂のインパクトの強さ
- 福山雅治が福山雅治らしいあの感じが消されている(いい意味で)
- キャスト全員が本当に自然(庵野含め)
以上がわたしの感じた、今回のラストレターの魅力ですねw
いや、本当にLove Letterを踏襲しているしLove Letterを見てる人はああそういえばこういう事あったなって思い出せるのです
※Love Letterの主演が中山美穂とその相手役が豊川悦司なのでそこも魅力のひとつ
何よりも、森七菜の演技が素晴らしかった…本当に目立たない子を演じ切るのと表情で演技してた…あのシーンの涙を流すシーンとか忘れられない。
Love Letterが好きなファンなら、高校時代を演じた酒井美紀を本当に思い出す…よくキャスティングしたなぁって思います。
そして何よりもかっこいいイケメンな福山雅治ではなく、ちょっと疲れてくたびれた中年で冴えない女々しい一歩間違えればストーカーな福山雅治が本当に素敵でした。
福山ファンには申し訳ないけど、もうかっこいい福山雅治じゃなくてもいいのでは?って思うほど完璧なちょっとくたびれた福山雅治でした。
そして本当に広瀬すずが綺麗…ひとり二役なのですが本当に綺麗な広瀬すず…やはり色々言われていても彼女には華がある素敵な女優だなと思います。
そして全体的にさわやかで自然な綺麗な情景に、澄んだ水に一滴黒いインクを垂らす感じの闇の部分で物語をどす黒く染める豊川悦司…そしてやはり年をとってもあっけらかんという自然のままの中山美穂がとても印象的でうまいなぁと言わざるを得なかった。
松たかこも本当に自然で、やっぱり松たかこ綺麗だ好きってなりました…
ドラマのロングバケーションの頃の少女から大人になったなぁって思う(割と年齢は近い)、素敵な女優さんですよねぇ…
ラストも、ああこれがタイトルなんだ…これがメッセージなんだっていうラスト。
本当に一緒に見た人と語りたい、むしろもう一回見に行きたいくらいの勢いでした。
そのうちDVDかAmazonで出たら、同じく岩井俊二が大好きな妹や父親と一緒にみて魅力を語ろうかなって思います(妹が甥っ子うまれたばかりでなかなか難しい為…)
ああ、やっぱり洋画も好きだけど邦画はもっと好きだなぁ…日本映画本当に好きって思える作品でした。
もし、これから観に行きたいって人がいたら、ぜひ一緒に語りたいです。
そんな、魅力を語れる素晴らしい映画でした。
次回作も楽しみにしています、岩井監督。
小説版と少し話が違うそうなので、小説版も読んでみようと思います!
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