馬頭の地名は黄門様がつけたっぽい

写真

先日、祭日だけど一人きりもなんだから紅葉でも見に行こうかなぁと思い立つ。

しかし私は車の免許もないので、一人旅はちょっと難しい。

もちろん電車でも紅葉の名所は死ぬほどある…ものの、なんか新鮮味もないのである。

という事で、電車で1時間の距離が離れている自分の両親を連れて、どこかへ紅葉を見に行くことにした。

ほら、よくいうじゃん。

いつまでも、あると思うな、親と金。

一緒に出掛けるのも親孝行のひとつだよ!と自分に言い聞かせ、父と母に紅葉スポットに連れて行ってもらう事にした。

 

…ってことで来たところはここ。

いやぁ、ほら…祭日って混むしね?高速道路使わずにきたんだけどさ。

ここどこ?って感じっすよね…めちゃめちゃおしゃんな美術館です…。

来たのは、栃木県那珂川町の馬頭というところの那珂川町馬頭広重美術館です。

いや…ね…めちゃめちゃ遠いのよ。

近くに高速道路もなければ鉄道もないので、完全に車でしかこれない場所だったりする。

ほら…、関東地方だからって都市部から離れると、やっぱり不便な場所があるわけで…馬頭はそういうところだと思う。

馬頭についたのは、約4時間車に乗ってやっとって感じで。

やはり茨城よりというものの、栃木県は広い…いや、多分茨城県もめっちゃ広いせい。

そんなこんなで、紅葉はまっさかりでちょっと秋があまりなかったせいで微妙に完璧綺麗な紅葉ではないものの、いい感じに紅葉を楽しめるシーズンどんぴしゃだった。

※↑この写真はフィルターかけたので、こんな鮮やかではないです

一回きてみたかった馬頭広重美術館。

なぜここで歌川広重?って思ったんだけど、どうやら広重のコレクターがここの地方の出身で、自分のコレクションを那珂川町に寄贈してくれたらしい。

ちょっと時間の関係で中には入れなかったんだけど(基本無料っぽい)、浮世絵が間近で見られる貴重な美術館とのこと。

今度くるときは、中に入ってリベンジしたいなぁと思った。

そんなこんなで、広重美術館の裏にある知られざる紅葉スポットの、乾徳寺さんへ。

歴史を感じるお地蔵さんが、お出迎えをしてくれる。

なかなか、圧巻の景色。

ずーっとお地蔵さんに見守られながら、紅葉を楽しみつつ参道を歩くといった感じ。

しかし両サイド墓地もあるので、なるべくご迷惑をかけない程度で写真撮影。

紅葉に囲まれた参道を抜けると、立派な山門へ。

ちなみにこのお寺、後から説明を見て知ったのだけど元は城跡で、武茂城というお城があったそう。

山門の左側の山の山頂に神社があるんだけれど(今回はいかなかった)、その神社がもともと城跡。

恐らく出城みたいな感じのお城だったんじゃないかなぁ、と予想しながら山門をくぐる私。

城好きだと、ついついお城に夢中になってしまう…

どうやらこの山門は、城主だった武茂氏の屋敷の門を移築したもので、おおよそ400年前のものらしい。

しかし今でも立派に、この寺の正面玄関を守っているからすごい。

そしてこちらが本堂。

本来なら古いお堂があったはずだけど、どうやら明治頃に本堂は火事により焼失してしまったそう。

火事で結構なくなっちゃう寺社仏閣は多め。

こちらは焼けてしばらくたった後の明治に再建されたそうだけど、それでも100年以上前のものだと思われる…

こういうものを残すのって本当に大変なんだよなぁ…修繕とかもあるし。

ということで軽くお参りし、うっかり財布を忘れてしまったので、とりあえずお参りのみ。

そのうちまた来れたら、御朱印欲しいなぁなんて思ったり。

ちなみにすぐそばに、実は天然記念物が。

樹齢200年ほどの、白い藤の花だそう。

紫はスタンダードだけど、白い藤はちょっと珍しい。

GW頃にきて、写真撮りたいなぁなんて思った。

ちなみに樹齢200年といえど、この藤の木めっちゃ元気でした。

新しい枝のばしまくって、近くの狛犬が藤のツルがぐるぐる巻きになってた。

春にこよう、絶対こようと心に誓う。

鐘楼があるってことは、除夜の鐘を108つつくのかなぁ…とか、初詣はきっと地元の人がたくさんあつまるんだろうなぁと思いを馳せていた。

鐘は特につくこと禁止、とか書いてなかったけど罰当たりなのでやめておこう。

前の益子でおもいっきり強く鐘をつきすぎて、ちょっといたたまれない気持ちになったしな、うん…

そんな寺の紅葉を楽しんだあと、絶対滝を見せたい滝いまなら間に合うと急かされ、急遽ちょっと離れた滝を見に行くことに。

まぁめったにこれないしな…って近くって言ってもめっちゃ遠いんだけどね…

田舎の駅の2駅ほど先は、相当遠方である。

なんとかがんばって日の入りぎりぎりな時間に、竜門の滝へ。

ちらほら、観光客もいてそこまで怖くなかった。

だがしかし、結構これうっかり川に落ちたら危険じゃない?っていうレベルと、増水したらこれ渡れないよなってレベルの石畳風の通路が滝に繋がってた。

注意点は、ブーツとかヒールとか滑りやすい靴で絶対に来てはいけません。

きっと川に落ちます…あと酔っぱらって歩いてはいけない、それも落ちる。

思ったより深いよね、ってびびりながら母と通路を渡る私。

全体像はこんな感じ。

サイトを見るとわかるけど、水量が多い時はもっと派手に滝が流れているんだが、特に雨も降っていなくて晴天だったのもあり水量はそこまででもなかった。

でもちょうどいい感じで、紅葉が色づいてとてもきれいな景色。

ちなみに最寄り駅のJR烏山線滝駅から徒歩約5分のとてもアクセスは最高の場所にある。

ただ、おそらく多分電車の本数はないし、終電はめちゃめちゃはやいと思う…多分きっと。

近くによると、とても岩がごつごつしてて素敵だった。

ブラタモリ風に言うと、きっと水で柔らかい土が削れて硬い岩盤だけがのこってこうなったって感じなんだろうなぁと。

落差はそこまでないものの、とてもきれいな滝。

一丸レフ修理して撮りたいな、と思った…絶対来年こそ修理出そう…。

新しい子をお迎えしたいけど、そこまで贅沢はできない。

ちなみに右サイドにも1本滝があって、そばに紅葉があってとても風情があった。

水面に映る滝がとてもきれい…

そしてもうちょっとはやい時間に来たかったなぁ、と思いつつこちらもまたリベンジで!

そんなこんなで、近くにお寺があったので一応見に行こうという事でいってみたが。

いや、真っ暗だわ。

街灯さえもないわ…

なんとかスマホのあかりで足元を見つつ、山門にいる仁王様の彫刻すばらしいけど明るい時間にまたこないとなとタスクが増えるなど。

ちなみにこの寺、昔近くの城主親子が呼び出されて切り殺された若干心霊スポット味があるところらしい。

怖い…

てなことで、弾丸ツアー的な感じだったけど、栃木馬頭付近堪能してきました!

またどっかマニアック観光地を訪れた際は、写真をまとめて書き綴る予定です!

写真撮りすぎたので、編集して以下ページに載せました!

更新した写真ページ

ってなことでそろそろ年末!いろいろがんばるぞ!

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